マンガdeひもとく生命科学のいま 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、3館の活用例を抜粋して共有いたします。


サイエンスヒルズこまつ ひととものづくり科学館

■展示期間:2024年7月13日(土)~2024年8月31日(土)

■入場者の展示物に対する反応

パネル展示の多くは、保護者が子どもに促し鑑賞するケースをこれまで多々見てきたが、マンガを用いたパネル展示であったことや最先端の生命科学という興味をかき立てられる世界だったことからか、これまでに無く小学生が単独で熱心に鑑賞しているケースが見受けられた。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

子ども達にとって、パネル展示を鑑賞してみよう!と思うきっかけとして、マンガを採用された点や、マンガだからこそ絵から内容が理解しやすい、イメージしやすい点、大人も生命科学の不思議や研究のおもしろさに気付かせてもらえる展示だったと感じた。

ぜひ、シリーズ化していただきたいと思う。

次回があれば、当館で書籍購入をして、展示パネル近くに設置したいと思う。

今回は、夏休み期間にお借りすることが出来たので、展示パネルの周辺を賑やかにした。

例えば、小松市内小中学校自由研究優秀作品展、全国KAPLA®大会に応募しよう!制作エリア、こまつサイエンスクラブ植物標本展示など、大人から子どもまで多くの方の目に触れてもらえたと思う。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

苫小牧市科学センター

■展示期間:2024年7月27日(土)~2024年8月25日(日)

■入場者の展示物に対する反応

・漫画という形式だったので、家族全員で話題を共有して話せるのがよかった。(母親・父親・小6・小3 のご家族)

・夏季休暇中の小・中学生には調査4(絶滅の話)が人気であるように見えた

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

(意見・感想)

・題材がよく、漫画形式で非常に読みやすかったので、小学校高学年から大人まで最新の科学に興味をもって読める内容だったように感じた。

・話が独立しているので気軽に読み始めることができた。

(工夫1)普段は図書コーナーとして使用しているスペースで本巡回展を開催した。図書コーナーは完全に撤去するのではなく機能(本棚・机・椅子等)は維持しつつも縮小し、来場者が巡回展に集中したり本を利用した調べ学習への取り組みをしたりするよう促した。

(工夫2)「やってみよう」と題した紙から足跡の形で誘導することで、一番目に見てほしい、タイトルや「はじめに」を掲示したパネルから、任意ではあるが二番目に見てほしいワークシート置き場まで誘導することができた。

しかし、立ったまま記入するためのバインダーを準備したが座って記入する椅子や机が十分になかったためか、ワークシート記入者はそれほど多くはなかった。

■展示状況写真

向井千秋記念子ども科学館

■展示期間:2024年8月31日(土)~9月29日(日)

■展示物 に対する入場者の反響

最先端の生命科学に関する研究が、子どもにも分かりやすいマンガで紹介されていたため、興味をもって展示をご覧になるお客様が多いように感じました。

当館では、任意回答のシールアンケートを実施しました。

4つのテーマのうち1番面白かったと思ったものに、丸シールを貼っていただく形式としました。

それぞれの回答数は、「人工冬眠」が57、「マンモス復活」が56、「変身形と模様の不思議」が95、「音で〝 見る 〟世界」が47でした。

■展示物に対する意見・感想

1つの研究に対するパネルの枚数がちょうど良かったです。

ウェブには、他の最先端の研究も紹介されているので、ぜひ今後も継続したシリーズとしていただきたいです。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

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