土からわかる防災のおはなし 実施報告共有

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から、4館の活用例を抜粋して共有いたします。


公益財団法人防府市文化振興財団・防府市青少年科学館

■展示期間:2023年8月19日(土)~2024年1月14日(日)

■展示物に対する入場者の反響

まず、8/19(土)~27(日)当館で実施した夏のイベント「わくわく防災体験ツアー」内の「花崗岩を触ってみよう」という体験展示において、この巡回展のパネルを掲示させていただきました。

当館の所在地である山口県防府市は、その大半が花崗岩に覆われた地形であることもあり、特に5枚目のパネル「災害を起こす土に変わる?」について興味をもって見られる方が多いようでした。

イベント後は、9/8(金)~2024年の1/14(日)まで、当館の別会場で展示をさせていただきました。

台風等の災害が懸念される時期に展示させていただくことで、土壌と災害の関係について考える契機となったのではないかと思います。

■展示物に対する意見・感想

・イラストや画像と文章量のバランスが良く、読みやすさ、内容ともにちょうどよいパネルであると感じました。

当館ではパネルのみデータ提供での展示だったので、資料もお借りすることができればより充実した展示になっただろうなと思います。

・当館は科学館で、大人向けの読み物展示が少ないため、このような充実したパネルを借用できるのは大変ありがたいです。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

雲仙岳災害記念館(がまだすドーム)

■展示期間:2023年8月19日(土)~9月17日(日)

■展示物に対する入場者の反響

本巡回展は、夏休み期間の展示であったこともあり、親子で展示を鑑賞する様子が印象的だった。

じっくりと時間をかけて展示を見ている親子もいた。お帰り際に保護者の方から、「土がどのようにできたのか、すごく分かりやすかった」と言っていただいた。

そのほかの観覧者の感想として、「一つ一つのパネルが大変興味深く、新しいことを知るきっかけになった」「土に対するイメージが変わった」「楽しく防災を学べた」など、概ね良い評価でした。

■展示物に対する意見・感想

夏休みは、とくに自然とふれる機会が多くなるため、自然に親しんでもらいたい一方で、自然を正しく恐れる心構えを持ってもらいたいと思い、本巡回展の開催を企画した。

その結果として、わかりやすくまとめられたパネル内容で、親子で防災や自然科学を学ぶとても良い機会となったと感じた。

■その他意見・感想など

当館において本巡回展と同時期に、土の調べ方や中に含まれる鉱物の観察の仕方を学ぶ「土の中の宝石を探そう」イベントを開催した。

その際に、本巡回展の紹介をあわせて行うことで、イベントに参加していただいた親子に、展示の鑑賞をしていただくとともに、防災への関心を高める機会になった。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

福岡市科学館

■展示期間:2024年8月3日(土)~8月26日(月)

■展示物に対する入場者の反響

・夏休み期間であるため、オープンラボに多くの人が訪れたが、子供たちがクイズラリーを楽しむ姿が見られました。

・特に年齢が高い人が、じっくりと展示を見学する姿が見られました。

・当初基本展示室の終了時間(19時)に閉鎖する予定でしたが、資料を固定し21時まで見学可能にしたため、19時以降に来館し、ゆっくりと見学する方の姿も見られました。

・キャラクターのステッカーが多数あり、楽しい雰囲気が演出できました。

・クイズラリーがあることで、参加者が解説パネルをじっくり読んで答えを探す様子が見られましたが、問題によっては解答がズバリ書かれていないものもあったように感じました。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

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