どうする!?プラごみ (実施報告)

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から活用例を抜粋して共有いたします。

川口市立科学館

■展示期間:2024年11月1日(金)~2024年11月30日(土)

■入場者の展示物に対する反応

パネル展示物を見ながら身の周りにあるプラスチックについて考えている家族が見られた。

それぞれのパネルに詳細な展示等を加えることによって立ち止まって読む様子が見られた。(別添)

昨今よく耳にする海洋プラスチック問題も含めて、身の周りにたくさんあるプラスチックに対して、様々な角度から問題提起をした。

どうしてプラスチック製品がたくさん使われているのか、なぜマイクロプラスチックのように問題として取り上げられるのか、を提示することで自分たちにできることはどんなことだろうと問いかけ、自分から関わろうとする様子が見られた。

ビニール袋が有料になったことなど、幅広い世代で身近に感じるであろう題材のため興味を喚起することができたのではないかと考える。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

プラスチックを扱う内容に沿ったものがあるとわかり、活用させていただきました。

プラスチックの扱いに関して工夫した。来館者に対して「これからどうしていくか」という問いかけをすることを意識した。様々な立場があることが考えられるため、プラスチックのメリット・デメリットを示すことで来館者が判断する材料とした。

ワークショップは、新規で作成した。プラスチックのアップサイクルをテーマに来館者が参加する形式で行った。

■展示配置イメージ

■展示状況写真


日立シビックセンター科学館

展示期間:令和7年4月26日(土)~7月13日(日)

■入場者の展示物に対する反応

・当館は親子で来館する方が多い施設のため、展示をきっかけに親子でSDGs に関する会話がされていた。

・SDGs という単語が子どもたちに浸透していると感じた。学校でSDGs について勉強したことがある子どもも多く、内容に理解を示していた。

・当館は海に近い立地のため、特に海洋プラごみについて話題にしている方が見受けられた。

・パネルの枚数が、子どもたちが飽きずに閲覧できるちょうどよい情報量であった。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

【科学館としての意見】

・展示スペースが少なくても展示できるコンパクトなパッケージで開催がしやすかった。

・SDGsテーマで自然環境に関することは、特に科学館が伝えていくべきテーマであり、子どもたちに訴えかけていくことが重要であると感じる。

【科学館として追加した掲示】

・日立市環境推進課の取り組むイベントの告知ポスター(ごみスポ2025,エコフェス日立2025)

・雑誌「子供の科学」バックナンバー ※SDGsについて記事掲載のあるもの

・SDGsポスター

・家庭から出るプラごみ見本

※6 月「環境月間」にあわせ今回の展示期間を設定した。SDGsに関連したイベントが各種開催される時期でもあり、今回の展示と関連付けて日立市が主催する別イベントの告知も兼ねることができた。

■展示配置イメージ

■展示状況写真

稚内市青少年科学館

■展示期間:令和7年4月29日(火)~7月29日(火)

■入場者の展示物に対する反応

・プラスチック製品は身近にあって普段から使っているものだが 、ゴミに出した後のことはあまり考えたことがなかったので勉強になった。

・図や写真が多くわかりやすかった。

・将来的に自分にも降りかかるかもしれない問題だったので興味深かった 。

■科学館としての意見・感想、また 展示について工夫したことがあれば教えてください。

・常設展示物として 「海洋プラスチックごみについて考えよう」という映像作品を展示しており 、巡回展示と連動することでプラスチックごみについての理解を深められるようにしておりました 。


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