地球飯 (実施報告)

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から活用例を抜粋して共有いたします。

体験型子ども科学館O-Labo

■展示期間:2025年6月7日(土)~2025年7月12日(土)

■展示物に対する入場者の反響

「地球にも人にも健康的で持続可能な食とは何か」をテーマに、多角的な視点から来場者に問いかけた。中でも、ゴミバケツの中に設置された説明書きや、食品ロスを視覚的に訴える展示は、子どもたちの関心を強く引き、足を止めてじっくりと見入る姿が多く見られた。

また、人気料理研究家による地球にやさしいレシピ紹介は、保護者層に好評で、家庭でも実践したいという声が寄せられた。

展示を通じて、来場者が食の選択と環境とのつながりについて考えるきっかけとなり、世代を超えた学びと対話が生まれたことは大きな成果といえる。

■展示について工夫した点

参加者が自然や展示物に触れて興味を持てるよう工夫した。特に工夫した点は、受付から会場への動線上に展示物を配置することで、来場者が

移動の途中で展示に目を留めたり、手に取ったりしやすくした点である。この配置により、展示が単なる「鑑賞対象」ではなく、参加者の体験の一部として溶け込むような設計となった。受付から展示への流れがスムーズで、導線に沿って自然に展示物に触れることで、地球飯のコンセプトやメッセージがより深く伝わる効果が期待された。

■展示イメージ


向井千秋記念子ども科学館

■展示期間:2025年8月1日(金)~2025年8月17日(日)

■展示物に対する入場者の反響

「地球飯」というキャッチ―な展示名であることから、展示紹介アナウンスを聞いたお客様が展示会場へ足を運ぶ様子を多く見た。

夏休み期間中ということで、来館した多くの子どもが、皿やゴミ箱型の展示物に興味を示していた。特に皿の展示物は、細かい説明書きがなくても、大きさが皿の目盛りに対応することが分かるようで、「そうなんだ」「気を付けよう」といった感想を言いながら、色んなパーツを当てはめている方が多かった。

■その他工夫した点

展示会場に工作コーナーを設置し、展示について簡単に解説しながら、誰でも簡単に作ることができるパズルを作って遊ぶことができるミニ工作教室「絵合わせパズルを作って遊ぼう」を開催した。

■展示イメージ


静岡科学館る・く・る

■展示期間:2025年4月26日(土)~2025年6月1日((日))

■展示物に対する入場者の反響

「地球飯」というインパクトのあるタイトルから興味を持った来場者が多くいた。普段、口にしている食物が、食卓に届くまでの過程で環境に与えている影響や、食材やフードロスが人体や社会に与える影響などを熱心に読み込む姿が多く見られた。中には学んだことを活かして、掲載されているパスタのレシピに実際に挑戦してみたいという声もあった。5月はゴールデンウィークがあり、多くの来館者に見てもらえる展示となった。

■展示物に対する意見・感想

・今回は縦横で向きの異なるパネルが見やすい位置となるよう設置に配慮した。

・当館ではテーマとして取り扱うことが少ない「食材」に関して、環境や社会への影響を踏まえ、来館者に情報提供する良い機会を得ることができた。

■展示配置イメージ


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