こども宇宙科学 (実施報告)

本展示についてご提出いただいた展示物実施報告書から活用例を抜粋して共有いたします。

福岡市科学館

■展示期間:2025年11月29日(土)~2026年1月12日(月)

■入場者の展示物に対する反応

・「大人でもはじめて知ることばかりだった」、「宇宙への親しみが増した」との感想が多数聞こえた。

・以前より書籍の愛読者という方も多数来場されていた。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

・企画展「さわれる宇宙~宇宙を知るはじめのいっぽ~」と題した企画展内で、「宇宙をさわる」巡回展示物を使用させていただき、体験したり触ったりすることができる展示を追加して構成した。

・当館では、視覚障がいがある方には同行者が居る想定での設置を行なった。

・前の展示館より、空間に余裕を持って展示することを事前にご教授いただいていたため、展示物の周囲はゆとりを意識した配置にした。

・小さいお子さんや車いすの方でも触れられるよう、地球や月の模型、惑星の大きさ比べは高さ55cmの什器を使用した。

・借用した「惑星の大きさ比べ」の展示物の紛失や破損を懸念し、借用した物を使用せず、新たに3Dプリンターで作製した半球の惑星模型を机に固定した。また太陽は、パネル張りで印刷した直径約1mの円の円周にロープを貼り、触れて大きさを感じていただけるようにした。

・会場内のパネルの一部には、連携協提供データの「こども宇宙科学」を使用し、一部は内容に対応する展示物を設置した。

 

借用した模型のほかに展示、設置した物は以下の通り。

【さわる・体験展示】

・月でジャンプ(ジャンプした高さを6倍にして表示する展示)

・いろいろな砂を見てみよう(顕微鏡で砂を観察)

・星座をつくってみよう(星を線で繋げてワークシートにオリジナル星座を作る)

・あなたならどんな星に住んでみたい?(ふせんに書いて貼り出す)

・月食、日食をつくってみよう!(太陽・月・地球の模型を設置)

・呼気の二酸化炭素濃度を測って、金星と比べてみよう

・地球を構成する岩石にさわる

・火星のオリンポス山の高さを知る模型にさわる(MDFで作製)

・隕石にさわる(館内別会場、有料展示室にて) など

[日時限定体験]天体望遠鏡をのぞいてみよう!(当日自由参加)

※展示室内天井に貼り付けた印刷物を見てもらうもの。

【その他展示物】

・人工衛星ひまわりによる地球の映像(気象庁ホームページ)

・2025年の月の満ち欠け再現動画(NASA)

・望遠鏡に関する動画

・当館ドームシアター(プラネタリウム)建設時のタイムラプス動画

・金星と関連付けた元素リンを含む鉱物

・海王星と関連付けた元素ウランを含む鉱物

・若田光一宇宙飛行士が宇宙で一緒に滞在した扇子 など

 

・展示物にさわれること自体が大変好評で、特に「惑星の大きさ比べ」、「太陽系のひろがり」が分かりやすいと感動の声が多く聞こえた。さわることで感じたこと、わかったことを来場者同士が共感し合いながら体験、見学する様子が印象的だった。

・館内プラネタリウムスタッフより、「プラネタリウム内の解説で伝えきれない部分を、さわって体感してもらうことが出来て良い。」との意見があった。

 

■展示状況写真



山形県産業科学館

■展示期間:2025年9月2日(火)~2025年11月30日(日)

■入場者の展示物に対する反応

以前より、当館で実施している利用者アンケート等で「宇宙にまつわる展示を増やして欲しい」「宇宙コーナーを作って欲しい」といった意見が寄せられていた事もあり、当館にある科学アイテム「スイングバイ」を活用した、期間限定での宇宙コーナー作りを計画していた。その際に、科学アイテム周辺の壁面にも宇宙に関して学べるものをと意見があり、「こども宇宙科学」を展示する運びとなった。

当初の狙いとして「子供たちに宇宙に興味を持って貰う」「科学アイテムと合わせて楽しみながら学んで貰う」といった事を考えていたが、結果として、この期間限定コーナーを利用した方々へ良い影響を与える事が出来た様だった。特に土日祝日に「スイングバイ」に列が出来ていた際には、以前は待ち時間中に退屈そうにしている方々も見受けられていたが、展示後は親子で壁面を見つめながら「宇宙凄い!」「もっと読んで!」とせがまれつつ楽しそうにしている様子が見られた。

■科学館としての意見・感想、また展示について工夫したことがあれば教えてください。

 

当館では、利用者の低年齢化が課題となっており、今回の宇宙コーナー作りにおいても、小さな子供たちに宇宙について楽しみながら学んで貰うには、どうしたら良いのかが焦点となっていた。その点、ご提供頂いた「こども宇宙科学」は子供たちにとっても、宇宙について学ぶ良い機会となっていた様で、結果として、この期間限定コーナーは利用者から好評の元、幕を閉じる事が出来た。

展示をする上での工夫としては、より子供たちが楽しい気持ちになれる様に、他職員にも協力して貰い、展示をしていた壁面の空きスペースに惑星やロケットの装飾を施した。また大人の方にも興味を持って貰える様に、館内にある宇宙関連の広報誌やフリーペーパー等を集め、ラックに設置し自由に見て貰える様に環境を整えた。

■展示状況写真

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